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D. Hinman

    Nepal Is Calling: ネパールからのたより
    • ネパールは何度も何度も繰り返し私を呼び戻してくれます。 126 のサブカルチャーと127の言語を育んできたこの国の被写体には百花繚乱の趣があります。この写真集では主に人々に焦点を当て、アンナプルナ山麓の小さな村々から歴史あるバクタプルの都会まで、さまざまな暮らしぶりをモノクロ写真に収めました。 ネワール族を中心とした入り組んだ古都、バクタプルの旧市街を囲む城壁の門をくぐると、まるで歴史をさかのぼってタイムスリップしたかのような気分になります。文化遺産に指定されたこの地区には、数百年前に建てられた建物、寺院、パゴダが残っています。これらの建造物の先には、迷路のような細い通りとさらに細い路地が広がり、そこでは人々の日々の暮らしが営まれています。商店や青空市場で日常生活に必要なものは手に入ります。共同の井戸が各家庭に水を供給しています。早朝や夕方には、ヒンズー教の古謡を歌うグループが通りを盛り上げています。これこそが、私が考える「真のバクタプル」の姿であり、私の写真集の第 1 部の焦点です。 第 2 部は、カトマンズバレーにあるコカナ村のポートレートですが、ここに住む人々の中で多数派はネワール族です。 私が初めて訪れたとき、半日ほど街を歩き回ってこの村で暮らす人々を撮影しました。すると写真家としての私の感性は鷲掴みにされてしまい、それ以来、毎年訪れています。コカナが私を呼び続けているのです。 アンナプルナ山脈の麓に広がる村々は、文化的にも地理的にも互いに遠く離れています。四輪駆動車で行ける村もあれば、徒歩でしか到達できない村もあります。数百世帯しか暮らしていない小さな村もあります。これらの村々に住む民族は、主にネワール族とグルング族であり、彼らが暮らす石造りの古い家屋は、代々受け継がれてきたものです。ほとんどの村に水道はなく、電気が来ている村はごくわずかです。村の中を縫うように走る道は狭くて、車が通れないため交通量は少なく、村々は昼も夜も心地よい静けさに包まれています。 首都カトマンズはその対極にあります。人混みと交通渋滞の喧噪に包まれた大都会ですが、古代の中心地であったダルバール広場など古い街並みが残り、早朝に開かれるアサン市場などでは、ゆったりとした素朴な暮らしが営まれています。 カトマンズは民族的に多様な姿をみせてくれます。写真家としての私にとって、非常に多様なこれら 4 つの地域は、人々を媒体として一体となっています。私がネパールを撮り続ける中で目指しているのは、さまざまな文化的要素を含んだ作品全体に、多くの個々のイメージを織り込んで、集合的なポートレートを創り出すことです。ネパールはいつでも私を呼び戻してくれています。

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